2019-08-07 |
中国/業界動向/通信用機器 |
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4−6月期の中国スマホ出荷5.4%減、ファーウェイは27%増=IDC
米調査会社のIDCが6日発表した2019年4−6月期の中国のスマートフォン出荷台数は9790万台と、前年同期比5.4%減少した。19年上期の出荷台数は6.1%減の1億8000万台となった。
4−6月期出荷台数をメーカー別にみると、首位の華為技術(ファーウェイ)が27.0%増の3630万台に達した。市場シェアを前年同期の27.4%から37.0%へ高め、2位以下のメーカーとの差を広げた。2−4位に入ったvivo、OPPO、小米集団(
01810)の中国メーカー3社は軒並み出荷台数を減らし、市場シェアを落とした。5位の米アップルは出荷台数が6.2%減の660万台に落ち込んだものの、市場シェアは6.7%で横ばいだった。
IDCはファーウェイについて、5月下旬以降は海外市場で苦戦した半面、国内市場ではブランドの優位を生かして健闘したと評価。新たな販売業者との提携と、新製品の投入が奏功したとの見方を示した。一方、小米集団については、出荷台数が19.3%減の1170万台にとどまった原因は組織変更の影響のほか、去年と今年の新製品投入時期のずれにあるとの見方を示した。同社の4−6月期市場シェアは11.9%(前年同期は13.9%)だった。