2019-08-01 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、米中協議の不透明感が重し 証券・銀行株売られる
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.78%安の2909.63ポイントだった。深セン成分指数は0.62%安の9269.06ポイントと続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2193億9300万元。
上海総合指数は続落して寄り付くと下げ幅を広げる展開となった。7月30−31日に開催の米中閣僚級協議に大きな進展がなかったことで、先行きに不透明感が高まり、相場の重しになった。加えて中国の景況感悪化も投資家心理を冷やした。寄り付き直後に発表された財新中国製造業PMIは2カ月連続で好不況の分かれ目となる50を割り込み、実体経済の停滞を意識させた。ただ、指数は心理的節目の2900ポイントに近づく場面では下げ渋り、前引けにかけてやや下げ幅を縮めた。セクター別では証券、銀行に売りが目立ったほか、産金、石油、造船などがさえない。一方、農薬、素材、製紙などの一角が買われた。
上海B株指数は1.23%安の277.98ポイント、深センB株指数は0.27%安の967.31ポイントだった。