2019-07-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、総じて小高い水準でもみ合う 恒安国際集団に買い
23日前場の香港株式市場でハンセン指数は小反発。前場終値は前日比0.11%高の28402.16ポイントだった。中国企業指数は0.34%高の10806.64ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で319億5000万HKドルだった。
ハンセン指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、その後はおおむねプラス圏で推移した。前日に8営業日ぶり安値を付けた後とあって、買い戻しが入った。トランプ米大統領が華為技術(ファーウェイ)との取引継続を求める米IT企業幹部との会合で、販売ライセンスの付与を巡る幹部らの要請に同意したと米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版が報じたことを受け、ファーウェイへの制裁の緩和に対する期待も相場を支えたもよう。もっとも、上値の重さが目立ち、中盤以降は小高い水準でもみ合った。
個別では、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が大幅高。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)が買われた。香港鉄道事業者の香港鉄路(
00066)が3営業日ぶりに反発。半面、本土系不動産デベロッパーの碧桂園(
02007)の下げが目立った。アジア生保のAIAグループ(
01299)や、長江実業集団(
01113)など香港不動産株が軟調。