2019-07-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反発、米中協議の再開期待が支え 方向感欠く
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.07%高の2888.93ポイントだった。深セン成分指数も0.13%高の9134.43ポイントと反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1859億6000万元。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合い、方向感を欠く展開となったものの、米中通商協議の再開期待が相場を支えた。ムニューシン米財務長官と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が8月に訪中し、劉鶴副首相と会談するとの消息情報や、トランプ米大統領が中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ)への販売ライセンス付与に同意したとの観測報道が伝わった。指数は一時、節目の2900ポイントに近づく場面も見られた。セクター別では前日売られた造船が買い戻されたほか、IT・電子、通信などハイテク関連が高い。一方、産金、保険、不動産、非鉄などが売られた。なお、前日急伸したハイテク新興企業向け新市場「科創板」は総じて売り優勢となった。
上海B株指数は0.03%安の287.16ポイント、深センB株指数は0.14%安の965.49ポイントだった。