2019-06-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、利益確定売りが先行 2900ポイントは守る
12日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.57%安の2909.07ポイントだった。深セン成分指数も0.72%安の8972.21ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3261億4900万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移した。前日に大幅高となり、終値ベースでほぼ1カ月ぶりの高値を付けた後で利益確定売りが先行。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が売り越しに転じていることも相場の重しとなった。指数は前場中盤にかけて前日終値付近まで戻す場面もみられたが、その後は下げ幅を拡大。節目の2900ポイントをやや上回る水準で午前の取引を終えた。セクター別では、保険が軒並み安となったほか、航空、自動車、銀行などが軟調。半面、貴金属、建設、非鉄金属、通信が買われた。
上海B株指数は0.47%安の287.67ポイント、深センB株指数は0.61%安の932.60ポイントだった。