2019-06-11 |
香港/業界動向/建設・プラント |
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インフラ建設が大幅高、プロジェクト資本金に地方債調達資金の利用を容認
11日の香港・本土市場で中国鉄建(
01186/
601186)、中国交通建設(
01800/
601800)、中国中鉄(
00390/
601390)などインフラ建設株が大幅高。中国当局はこのほど発表した通知で、条件に適合した重点プロジェクトについて、地方政府が「専項債券」の発行で調達した資金をプロジェクト資本金に充てることを認めた。ただ、構造的なレバレッジ解消を引き続き推進し、決して「ばらまき方式」に陥らないとした。『香港経済経済日報』が11日伝えた。
中信証券(
06030/
600030)は最新リポートで、「専項債券」調達資金をプロジェクト資本金に充てることを認めた今回の通知について、「専項債券」を活用して投資を安定的な拡大することにつながると評価。対象となる重点プロジェクトは、国が重点的に建設を支援する鉄道や、国家高速道路、国家重大戦略プロジェクトと位置づけられる地方高速道路、電力・ガス供給プロジェクトなどという。