2018-07-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続落、引け前に下げ幅拡大 航空・ソフトウエア株が安い
19日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は5営業日続落。前場終値は前日比0.54%安の2772.14ポイントだった。深セン成分指数は0.62%安の9138.65ポイントと4日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1872億9100万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付くと、序盤は上げ幅を広げる場面もみられたが、勢いは続かなかった。米中貿易摩擦の先行き不透明感や人民元安の加速が続いていることが相場の重し。中国人民銀行(中央銀行)がきょうまで4営業日連続で公開市場操作(オペ)を通じて資金供給を行ったと伝わったものの、効果は限られた。指数は前場中盤に前日終値を挟んでもみ合いを続けた後、前引けにかけてマイナス圏に沈み下げ幅を広げた。セクター別では、航空やソフトウエアの下げが目立つほか、観光、貴金属、医薬などが安い。半面、保険と鉄鋼が買われた。
上海B株指数は0.56%安の286.87ポイント。深センB株指数は0.53%安の1041.95ポイントだった。