2018-07-16 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:続落、銀行・保険が全面安 2800ポイント付近で下げ渋り
週明け16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前営業日比0.47%安の2817.76ポイントだった。深セン成分指数は0.03%高の9329.89ポイントと小幅ながら3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2067億6500万元。
上海総合指数は安寄り直後にプラス圏に浮上する場面があったものの、その後はマイナス圏でもみ合い。中国国家統計局が午前に発表した6月の鉱工業生産が6.0%と前月から0.8ポイント減速した上、市場予想に届かず投資家心理を冷やしたもよう。ただ、指数が心理的節目の2800ポイントに近づく水準では安値を拾う買いが入り、前引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では銀行と保険が全面安となったほか、環境保護関連や空運が売られた。一方、通信機器の上昇が目立つ。米商務省が制裁措置を解除した中興通訊(
000063)がストップ高を付けた。石炭や造船も買われた。
上海B株指数は0.23%安の291.94ポイント、深センB株指数は0.57%安の1058.41ポイントとともに3営業日ぶりに反落した。