2018-07-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、一時2700ポイント割れ 貿易戦争の拡大を警戒
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.34%安の2724.70ポイント。深セン成分指数は0.08%高の8869.09ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1598億1200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、米中貿易戦争の拡大を警戒する売りに押されておおむね安く推移した。トランプ米大統領が5日、中国からの輸入品340億米ドル相当に対する制裁関税を予定通り6日に発動すると表明した上、対象規模を最終的に5000億米ドルまで拡大する考えを示した。実施すれば、中国からの輸入品のほぼ全てに制裁関税がかかる見込み。もっとも、上海総合指数が節目の2700ポイントを割り込む水準では買い戻しが入り、下値は堅い。序盤には小高くなる場面もあった。セクター別では、貴金属が全面安のほか、酒造、港湾・海運、不動産が売られている。半面、ソフトウエアや電子、保険が買われている。
上海B株指数は0.51%安の285.36ポイント、深センB株指数は0.63%安の1037.93ポイントとともに3日続落した。