28日前場の香港株式市場でハンセン指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.50%高の28498.10ポイントだった。中国企業指数は0.24%高の28498.10ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で592億5300万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、前場中盤に上げ幅を広げた。前日終値は2017年12月7日以来およそ6カ月半ぶりの安値を付けただけに、割安感に注目する買いが入りやすい状況。中国本土相場が上げに転じて午前の取引を終えると、香港市場でも買い戻しが優勢となった。前日の原油高を受けた関連銘柄の上昇も相場を支えた。ただ、先行き不透明な米中通商交渉や世界的な貿易摩擦への懸念は根強く、上値は伸び悩んだ。
個別では、アジア基盤の保険会社AIAグループ(
01299)が買われ、相場の上昇を主導。IT関連のテンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)は大きく反発。中国石油メジャーのシノペック(
00386)とCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が軒並み上げた。半面、石炭株の中国神華能源(
01088)が5.40%安と大幅に続落。中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)もさえない。