BYD(
01211/
002594)が青海省に建設した車載用リチウムイオン電池工場が先ごろ稼働した。新工場(南川工場)は同省西寧市の南川工業園区にあり、当初の生産能力は年間12ギガワット時(GWh)。全面稼働に入る2019年には24 GWhまで拡張する計画だ。同社のプラグインハイブリッドSUV「唐DM80」(搭載電池出力20kWh)で換算すれば120万台分の生産規模となる。同社は今後も各地に生産拠点を建設し、2020年までに車載電池の年産能力を現状の4倍近い60GWhに引き上げる。『捜狐汽車』が27日伝えた。
南川工場で生産するのはニッケル・コバルト・マンガンの三元系(NCM)電池。自社用だけでなく、他の自動車メーカーにも供給する。BYDは1995年に電池メーカーとして創業して以来、車載電池を外部販売していなかったが、2018年に方針を転換した。すでに東風汽車集団(
00489)や成都客車、山東泰開汽車、北京華林特装車などに供給している。