シティグループは最新リポートで、本土の大手銀行について、足元の株価下落が買いのチャンスとの見方を示した。中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)、中国農業銀行(
01288)を選好。H株の目標株価はそれぞれ7.6HKドル、9.5HKドル、5.1HKドルに設定した。『AAストックス』が27日伝えた。
シティは、中国本土で債務不履行(デフォルト)リスクの高まりが経済成長に影を落とし始めていると指摘。これを受け、預金準備率引き下げ、公開市場操作、中期貸出制度(MLF)など金融当局による追加の緩和措置が期待できるとの見方を示した。また、デフォルトリスクは市場流動性のひっ迫が背景にあり、経済ファンダメンタルズは依然として堅調だとした。