中国最大の港湾運営事業者、招商局港口(
00144)は20日大引け後、グループの再編を巡り、筆頭株主の招商局集団有限公司や本土上場の深セン赤湾港航(
200022/
000022)などが合意したと発表した。再編を通じて招商局集団は保有する招商局港口の株式などを深セン赤湾港航に注入し、傘下にある優良港湾資産の本土上場を果たす。
合意によると、招商局集団は保有する招商局港口の株式12億6900万株(発行済み株数の38.7%)を深セン赤湾港航に譲渡する。対価として、深セン赤湾港航は新株(A株)11億4900万株(新株発行後の発行済み株数の64.1%)を招商局集団に割り当てる。再編が完了すれば、深セン赤湾港航は38.7%の持ち株比率で招商局港口の株主に加わるほか、共同保有契約に基づき招商局港口を連結対象にすることになる。一方、招商局集団は引き続き招商局港口の株式計87.8%を間接保有する。
招商局港口の20日終値は前日比0.60%高の16.68HKドル。