20日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いた後、やや上げ幅を広げている。米中貿易摩擦のエスカレート懸念が意識される一方、前日に4カ月ぶりの安値圏まで下落しているだけに、自律反発を狙った買いが入りやすい環境。指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.21%高の29530.76ポイントで推移している。
個別では、中国石油メジャーのシノペック(
00386)の上昇が目立つほか、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が買われている。半面、豚肉生産大手の万洲国際(
00288)が安い。銀行株の中銀香港(
02388)や中国工商銀行(
01398)、通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)などが軟調に推移している。