2018-06-15 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:3日続落、米国の対中制裁関税リスト公表を前に警戒高まる
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.91%安の3016.57ポイントだった。深セン成分指数も1.53%安の9929.71ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2174億900万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くとおおむねマイナス圏で推移した。米中通商問題に対する警戒感が高まっている。米メディアによると、トランプ米大統領は14日に中国の知的財産侵害に対する制裁関税の対象リストを承認。15日に公表する予定で、同日にも発動される可能性がある。週末の端午節連休を前にした手じまい売りも出やすく、指数は前日に付けた取引時間中の年初来安値(3032.41ポイント)を下回ると、さらに下げ幅を広げた。セクター別では貴金属、通信、繊維、食品・飲料、非鉄金属などが大きく下落。半面、石炭、銀行が上昇した。
上海B株指数は1.47%安の303.09ポイント。深センB株指数は1.24%安の1113.35ポイントだった。