13日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.62%安の30910.60ポイントだった。中国企業指数は0.95%安の12090.43ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で411億7000万HKドルと、薄商いが続いている。
ハンセン指数はマイナス圏で推移した。13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表などを控え、積極的な買いを控えるムードが漂う。中国人民銀行(中央銀行)が12日に発表した5月金融統計の予想下振れや、中国本土相場が軟調に推移していることなども相場を重くしている。指数は節目の31000ポイントを下回って寄り付くと、その後もじりじりと下げ幅を広げた。
個別では、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が4%超の大幅安。石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、医薬メーカーの石薬集団(
01093)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が2%台の下落。自動車株の吉利汽車(
00175)や広州汽車集団(
02238)も大きく売られた。きょうから取引再開となった通信機器大手の中興通訊(
00763)は取引停止前に比べ40%近く下落した。半面、ネット保険大手の衆安在線財産保険(
06060)が逆行高。航空株の中国南方航空(
01055)、スーパーマーケット大手の聯華超市(
00980)も高い。本土不動産大手の中国海外発展(
00688)が堅調だった。