2018-05-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反発、売り一巡後に下げ幅縮める 引けにかけプラス圏浮上
週明け28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.18%高の3146.85ポイントだった。深セン成分指数も0.76%高の10527.51ポイントと4営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2287億4000万元。
上海総合指数は、安く寄り付くと下げ幅を広げた。ただ売り一巡後に下落幅を縮めると、前引けにかけてプラス圏に浮上した。前週末の原油相場下落が市場心理を悪化させた半面、米朝双方が6月の首脳会談実現に向け積極的な動きを活発化させたことを受け、朝鮮半島情勢を巡る地政学リスクが和らいだ。27日に発表された中国の工業企業利益の伸びが4月単月、1−4月ともに3月単月、1−3月実績を上回リ、中国経済の堅調さが示されたことも地合い改善につながった。セクター別では、保険、空運、酒造が総じて買われ、相場を押し上げた。一方、石油や産金が売られ足かせに。電力、自動車の一角なども安い。
上海B株指数は0.23%高の317.41ポイント。深センB株指数は0.66%高の1106.84ポイントだった。