17日の香港市場でハンセン指数は小幅に反発して始まった。時価総額が大きいテンセント(
00700)が大幅高となり、相場を支えている。同社が前日大引け後発表した2018年1−3月期決算が市場予想を上回る増益だったことで、買いが膨らんだ。ただ、米長期金利と米ドル相場の上昇が続くなか、香港を含む新興国市場から資金が流出するとの警戒感は根強い。中国本土相場の軟調も嫌気され、ハンセン指数は急速に上げ幅を縮小している。
指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.10%高の31142.67ポイントで推移している。個別では、テンセントが大きく買い戻されているほか、カジノ株の銀河娯楽(
00027)、石炭株の中国神華能源(
01088)が反発している。半面、前日高かった恒安国際集団(
01044)、万洲国際(
00288)が反落。大型金融株のAIAグループ(
01299)、中国工商銀行(
01398)も下げている。