2018-04-24 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】米株安の流れ引き継ぎ売り優勢で始まるか
24日の香港市場は米株安の流れ引き継ぎ売り優勢で始まるか。23日の米株市場でダウ平均は4営業日続落。米長期金利の上昇を嫌気した売りに押された。米長期金利の指標である10年債利回りは2.99%まで上昇し、4年3カ月ぶりに節目の3%に迫った。米金利上昇基調を受け、香港市場でも資金流出に対する懸念が広がり相場の重しになると予想する。ハイテク比率の高いナスダック総合が続落したことで引き続きハイテクセクターの売りを誘いそうだ。
一方、金利上昇による利ざや改善と投資収益の拡大が期待できる金融株や、四半期決算の発表が進むなか好業績銘柄などに買いが入り、下値は限られると予想される。このほか、米中の貿易紛争を巡って、ムニューシン米財務長官が訪中し協議することを検討していることを明らかにし、中国側が歓迎する意向を表明したと伝わった。米中摩擦の深刻化に対する懸念が和らげば、これも相場を支える要因となろう。
なお、23日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型金融株のHSBC(
00005)やアジア生保大手のAIAグループ(
01299)、中国IT大手のテンセント(
00700)が香港終値を上回った一方で、恒基兆業地産(
00012)など香港不動産株、本土大型銀行の中国建設銀行(
00939)が下回って引けた。