大手自動車メーカーの広州汽車集団(
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中国の国家発展改革委員会は今月17日、外資系自動車メーカーに対する出資比率規制を向こう5年以内に全て撤廃すると発表。これを受けて一部の証券会社では、外資と中国メーカーの合弁解消時期が早まるとの観測が浮上している。報道によると、広州汽車集団は、現時点で外資との合弁期間が残っており、すでに決められた戦略に基づいて事業展開を続けると言及。また、新エネルギー車事業において技術などが成熟していない状況下で、外資は中国メーカーとの協力強化を望むことになるとし、規制撤廃が現在の合弁事業に与える影響について心配していないとの認識を示した。