2018-04-19 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、本土株高を好感 本土系銀行・石油株に買い
19日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.28%高の30672.29ポイントだった。中国企業指数は2.14%高の12242.19ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で639億700万HKドルだった。
中国本土市場の株高を受けて金融株やエネルギー株を中心に幅広いセクターで買いが先行し、ハンセン指数は次第に上げ幅を拡大。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率引き下げ発表に続き、きょうまで連日で大規模な資金供給オペを実施したことから、資金需給の緩和期待が広がった。原油などの商品価格の上昇も関連銘柄の買い材料となった。ただ、米国と中国との通商摩擦の深刻化に対する警戒感は根強く、ハンセン指数が上値抵抗として意識された50日移動平均(前引け時点で30760.79ポイント)を超える水準では、利益確定売りが出て上値を重くした。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって大幅に続伸。中国本土系大手銀行の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)の上昇も相場を押し上げた。食品株の万洲国際(
00288)と中国蒙牛乳業(
02319)が高い。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)は大幅に反発した。半面、AIAグループ(
01299)や香港鉄路(
00066)が反落した。