2018-03-20 |
香港/企業動向/金融 |
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HSBC、永久劣後偶発転換社債の発行で最大44億米ドル調達へ
HSBC(
00005)は20日朝方、資本増強に向け、永久劣後偶発転換社債の発行について引受幹事と合意したと発表した。元金総額は40億米ドルで、オーバーアロットメントオプションがすべて行使された場合は4億米ドルを追加発行する。起債日は3月23日の予定。
年利は6.25−6.50%。うち22億5000万米ドル(オーバーアロットメントオプション行使の場合は24億7500万米ドル)は2023年以降、17億5000万米ドルは28年以降に買い戻しが可能。
永久劣後偶発転換社債は金融機関が自己資本増強のために発行する転換社債の一種で、発行体の自己資本比率が基準値を下回るなど、偶発的な事象であらかじめ定められた条件に抵触した場合、強制的に普通株に転換される可能性がある。
HSBCの19日終値は前日比0.26%高の77.15HKドル。