13日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いたもののほどなくして切り返す展開。指数は前日に5週間ぶりの高値を付けただけに利益確定売りが出やすい一方、安く寄り付いた上海総合指数がプラス圏に浮上したことを受けて買い戻しの勢いが強い。指数は日本時間午前10時55分現在、前日比0.22%高の31663.93ポイントで推移している。
個別では、前日に17年12月本決算の速報値を発表した中国農業銀行(
01288)が高い。中国銀行(
03988)や中国工商銀行(
01398)など銀行株が大きく買われている。ニット衣料最大手の申洲国際集団(
02313)、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)も堅調に推移している。半面、原油安が嫌気されて中国石油メジャーのCNOOC(
00883)が安い。不動産株の信和置業(
00083)や万科企業(
02202)、中国海外発展(
00688)などが大幅下落。通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)、食品・飲料株の万洲国際(
00288)や中国蒙牛乳業(
02319)も売られている。