2018-02-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:5日続伸、「雄安新区」関連に買い 3300ポイントが上値抵抗
23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。終値は前日比0.63%高の3289.02ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の10662.79ポイントと小幅ながら5営業日続伸した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3326億3600万元。
上海総合指数はおおむねプラス圏で推移した。河北省に建設する「雄安新区」や京津冀(北京市、天津市、河北省)一体開発、自由貿易港の設置、都市の水利対策など政府が推進する大規模事業の関連銘柄が買われ、相場を押し上げた。中国共産党政治局常務委員会が22日開いた会合で、雄安新区の改革開放の加速を支援する措置をできるだけ早期に提出するよう指示したと伝わり、材料視されたもよう。もっとも、指数が心理的節目の3300ポイントに接近する水準では上値が重かった。前日はほぼ全面高だっただけに利益確定売りが出やすく、寄り付き直後や中盤には指数がマイナス圏に沈む場面もあった。セクター別では保険が全面高となったほか、公共事業や石炭、港湾・水運などが買われた。一方、貴金属、空運や鉄鋼、酒造などが売られた。
A株市場では、電池材料を手掛ける洛陽モリブデン(
603993)と江西カン鋒リチウム(
002460)が大幅に続伸。雄安新区関連の華夏幸福基業(
600340)、光啓技術(
002625)は大幅高。インフラ建設の中国交通建設(
601800)、不動産大手の万科企業(
000002)も買われた。半面、前日に10%近く上げた中国南方航空(
600029)が下げた。永輝超市(
601933)、欧菲光科技(
002456)、分衆伝媒信息技術(
002027)も反落した。
上海B株指数は0.37%高の328.45ポイントと5営業日続伸。深センB株指数は0.24%安の1164.48ポイントと5営業日ぶりに反落した。