連休明け22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。終値は前営業日比2.17%高の3268.56ポイントだった。深セン成分指数は2.18%高の10658.94ポイントと4営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3252億7500万元。
上海総合指数は寄り付きで節目の3200ポイントを回復して始まると、終始プラス圏で推移した。2月上旬に急落した海外市場が連休期間中に回復傾向をみせたことや、中国人民銀行(中央銀行)が1月24日以来、16営業日ぶりに公開市場操作(オペ)を通じて市場への資金供給を行ったことなどが好感された。春節(旧正月)明けのご祝儀ムードが広がるなか、指数は次第に上げ幅を拡大。結局、上げ幅と上昇率が2016年8月以来、1年6カ月ぶりの大きさになるとともに、今月7日以来、約2週間ぶりの高値を付けて取引を終えた。
A株市場では、連休中の旅客増が好感されて航空株が高い。中国国際航空(
601111)がストップ高を付けたほか、中国南方航空(
600029)も9%を超える上昇となった。連休で恩恵を受けた上海国際機場(
600009)や中国国旅(
601888)、貴州茅台酒(
600519)も大幅に上昇。モリブデン大手の洛陽モリブデン(
603993)がストップ高。銀行株の中国農業銀行(
601288)、保険株の新華人寿保険(
601336)、IT・テクノロジー株の科大訊飛(
002230)なども買われて相場を押し上げた。半面、大手発電設備メーカーの東方電気(
600875)やバス製造最大手の厦門金龍汽車集団(
600686)がさえなかった。
上海B株指数は1.00%高の327.25ポイント、深センB株指数は1.19%高の1167.30ポイントとともに4営業日続伸した。