21日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.91%高の31153.39ポイントだった。H株指数は1.41%高の12572.09ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で474億HKドル。
ハンセン指数は節目の31000ポイントを回復して寄り付くと、終始プラス圏で推移した。前日に大きく下げた金融株を中心に買い戻しが先行。指数は序盤以降、上げ幅を拡大すると、一時は31200ポイントを上回る場面もみられた。ただ、上昇率が1%を超える水準では上値の重さが意識されている。
個別では、中国建設銀行(
00939)や中国工商銀行(
01398)、中国平安保険(
02318)などの金融株が買われ相場の上昇を主導。原油高が好感されて中国石油メジャーのシノペック(
00386)やCNOOC(
00883)が高い。IT大手のテンセント(
00700)、食品株の中国旺旺(
00151)や万洲国際(
00288)、不動産大手の碧桂園(
02007)や万科企業(
02202)なども上昇している。半面、前日に大きく上昇したマカオカジノの銀河娯楽(
00027)やアップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)、香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)などが軟調に推移している。