2018-01-29 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:反落、一時3590ポイントに迫るも後半に急落
週明け29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前営業日比0.54%安の3538.98ポイントだった。深セン成分指数は1.52%安の11382.29ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で34291億7800万元。
上海総合指数は続伸してスタートすると段階的に上げ幅を拡大し3590ポイントに迫った。ただ、指数が2年1カ月ぶりの高水準にあるだけに、後半は急ピッチな上昇に対する警戒感から急速に上げ幅を縮めると、結局、マイナス圏に沈んだ。中国人民銀行(中央銀行)が前週、公開市場操作(オペ)を通じて3200億元の資金を吸収したことに加え、短期金利の指標である上海銀行間取引金利(SHIBOR)が総じて前週末から上昇したことを受け、資金ひっ迫懸念も再燃したもよう。セクター別では地合い悪化で保険が軒並み売られ相場の下げを主導。通信・IT関連、不動産、自動車が軟調だった。一方、発電用石炭の在庫薄が伝わり石炭株が堅調。石油や銀行の一角も買われて下値を支えた。
上海B株指数は0.28%安の346.90ポイント。深センB株指数は1.57%安の1202.31ポイントだった。