広東省の不動産デベロッパー、粤海置地(
00124)は22日大引け後、2017年12月本決算で純利益が4600万HKドルを上回ったようだと発表した。前年比で159%超の増益となる。
同社は2017年の業績に影響した主な要因として次の3項目を挙げた。
◇従業員宿舎として保有していた物件を17年10−12月期に売却し、利益を得た◇16年12月本決算で、香港ドルに対する人民元安に伴い3200万HKドルの為替差損を計上。16年から17年にかけて、従来は香港に置いていた人民元建て預金を中国本土の「布心」プロジェクトを手掛ける子会社に送金したことで、17年度は為替変動に伴う損益幅が大幅に縮小した◇「如英居」プロジェクトの住宅販売収入と粗利益が前年比で大幅に減少。同プロジェクトの住宅は2016年に延べ床面積ベースで90.6%が販売済みだった。
粤海置地の株価は日本時間午前11時51分現在、前日比0.54%高の1.86HKドルで推移している。