週明け22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。終値は前営業日比0.39%高の3501.36ポイントだった。深セン成分指数は1.92%高の11513.08イントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5172億3100万元。
上海総合指数は、終日、心理的節目の3500ポイントを意識してもみ合った。前場は急な上昇に対する警戒感からマイナス圏に沈む場面も見られたが、後場入り後は前週末終値を底に、前場に一度届いた3500ポイントを試す展開となった。結局、引け間際に大台を上抜き、終値ベースで2015年12月31日以来、約2年1カ月ぶりに3500ポイント台を回復した。セクター別では鉄鋼、石炭、酒造などが買われる一方、銀行や保険など金融関連、石油などが売られた。
A株市場では、中国神華能源(
601088)、陝西煤業(
601225)など石炭株が軒並み高となり、相場の上げをけん引。鉄鋼大手の宝山鋼鉄(
600019)、内蒙古包鋼鋼聯(
600010)も買われた。このほか、原油相場の下落を手掛かりに中国国際航空(
601111)、中国南方航空(
600029)が高い。一方、上海浦東発展銀行(
600000)が当局から4億元超の罰金処分を受けたことが嫌気され、同行や中信銀行(
601998)、上海銀行(
601229)など中堅銀行が売られた。原油安を背景にペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)も売られた。
上海B株指数は0.04%安の346.46ポイントと5営業日ぶりに小反落、深センB株指数は0.77%高の1219.71ポイントと反発した。