レイザー(
01337)子会社の米THXは13日、中国電影(
600977)傘下の中影数字巨幕(北京)有限公司(CGS)と技術・業務提携を結んだと発表した。共同開発する次世代映画館設備を向こう3年間に400スクリーン以上設置することを目指す。新設備は2018年4−6月期に発表する予定。具体的な投資額は明らかにしていない。
レイザー会長とTHXの最高経営責任者(CEO)を兼務する陳民亮氏は、「THXとCGSは映画館に関するそれぞれの技術分野におけるリーダーであり、協力して最高品質の映像・音響娯楽を観客に提供していく」と述べた。一方、CGSは今回の提携により「両社が劇場向けにそれぞれの先端技術を広めることができる」と述べた。
THXは映画館やコンシューマー・エレクトロニクスの音響技術・評価サービスを提供する。1983年に米映画製作者ジョージ・ルーカス氏が設立し、2016年にレイザーが買収した。一方、CGSは高品質大型映像システムの開発を手掛ける。同社システムは中国140都市の280以上の映画館に採用され、毎月平均6スクリーンのペースで増加している。
レイザーの株価は日本時間午前11時41分現在、前日比1.06%高の3.81HKドルで推移している。