風力発電設備メーカーの中国航天万源国際(
01185)は8日大引け後、2017年12月本決算で大幅な赤字に転落する見通しを発表した。前年は7600万HKドルの黒字だった。中国当局が一部地域で風力発電プラントの建設を抑制する政策が引き続き事業運営に影響を与えていることを要因に挙げた。
17年6月中間決算での純損益は前年同期の400万HKドルの黒字から5200万HKドルの赤字に転落した。中国の西北部と東北部で送電網の容量不足や系統連係の不備などのために風力発電が抑制される問題が深刻化し、顧客の要請に応じて内モンゴル自治区や甘粛省での受注や納品を予定より遅らせたことが響いたとした。
中国航天万源国際の8日終値は前日比1.37%高の0.37HKドル。