2017-12-07 |
香港/企業動向/電子・IT |
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レノボグループ会長、「従来のパソコン事業だけでは未来がない」
パソコンの世界最大手、レノボグループ(
00992)の楊元慶会長は、国営中央電視台(CCTV)のインタビューに応じた際、従来型の個人パソコン事業を守っているだけでは、会社の未来がないとの考えを明らかにした。『信報』が6日伝えた。
楊氏はパソコン事業について、市場の成長に陰りがみえる中、ここ数年はさらに伸び悩んでいると指摘。貪欲に事業を展開する必要があるとし、パソコン事業のほか、モバイル事業やデータセンター事業も積極的に進めていかなければならないと主張した。
これまでの報道によると、楊氏は今年7月の株主総会でレノボグループの新たな経営戦略として、「三波戦略(Three-wave Strategy)」を提唱。パソコン事業で業界大手の地位を維持するほか、モトローラの携帯事業とIBMのサーバー事業の黒字化や、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)のメガネ型デバイスの開発を進めることを提示した。