大唐国際発電(
00991/
601991)は6日大引け後、親会社の中国大唐集団から、河北省、安徽省、黒龍江省で発電・電力販売事業を展開する100%子会社3社の全出資持ち分を買収することで契約したと発表した。対価は総額で181億2800万元に上る。取引の実施には、株主総会での承認などが必要。
今回の買収は、競合解消に向けた中国大唐集団と大唐国際発電の合意に基づいたもの。大唐国際発電は3社を傘下に収めることで、本土東部、北部、東北部での電力供給能力の向上と事業エリアの拡大が図れ、競争力の向上と市場シェアの拡大につながるとした。
3社の発電用量は現時点で合わせて1307万3000キロワット(kW)。2017年9月末時点の総資産は415億9400万元、総負債は298億9400万元。17年1−9月期で5億500万元の純損失を計上した。