週明け4日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。11月16日以来、約2週間半ぶりに29000ポイントを割り込んだ。中国当局の金融市場に対する監督強化や、年末を控えた資金需給の引き締めが引き続き嫌気されているもよう。指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.35%安の28971.84ポイントで推移している。
個別では、IT大手のテンセント(
00700)が続落しているほか、アジア生保のAIAグループ(
01299)、欧州金融大手のHSBC(
00005)など主力株が売られている。きょうからハンセン指数構成銘柄に加わった舜宇光学科技(
02382)が大幅安。長江実業集団(
01113)、恒隆地産(
00101)など香港デベロッパーも下げている。半面、石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって逆行高。前週末に安かった豚肉大手の万洲国際(
00288)が反発している。