2017-11-17 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続落、人民銀の資金吸収オペを嫌気
17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続落。前場終値は前日比0.55%安の3380.63ポイントだった。深セン成分指数は0.76%安の11450.58ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3284億5300万元だった。
上海総合指数はおおむね安く推移して午前の取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)は前日まで公開市場操作(オペ)で多めの資金を供給していたが、きょうのオペが10日以降で初めて吸収超過となったから、資金需給ひっ迫への警戒感が強まった。指数は寄り付き直後に上げに転じる場面があったが、心理的節目の3400ポイントを超える水準での重さが意識され、買いの勢いは続かなかった。酒造や船舶、鉄鋼など幅広いセクターで売りが先行するなか、銀行が買い戻されて一定の下支えとなった。
上海B株指数は0.57%安の347.64ポイント、深センB株指数は0.99%安の1203.42ポイントとともに4日続落した。