2017-11-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、3400ポイント割り込む 銀行株が安い
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.10%安の3399.10ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2581億6600万元。
上海総合指数は寄り付きで下値抵抗と意識されている3400ポイントを割り込むと、その後もおおむねマイナス圏でもみ合う展開となった。今週前半から続く中国経済の減速への懸念がくすぶるなか、前日に相互取引制度を通じた香港投資家による売買が売り越しとなったことで資金流出懸念も浮上し、相場の重しになった。ただ、きょうの中国人民銀行(中央銀行)の公開市場操作で3100億元の供給超過が伝わるなか、指数は3390ポイント台前半で底堅さがみえた。
セクター別では、銀行が総じて安い。銀行の不動産開発への貸付限度額が縮小されると伝わったことが嫌気されている。産金、石炭、証券、非鉄金属なども売られている。半面、朝方売られていた保険が軒並み高。医療、酒造なども買われている。
上海B株指数は0.10%高の350.35ポイント、深センB株指数は0.15%安の1215.40ポイントだった。