週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日続伸。終値は前営業日比0.44%高の3447.84ポイントだった。深セン成分指数は0.43%高の11695.00ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5964億9500万元。
上海総合指数は小高く始まると終日3440−3448ポイント付近のボックス圏内でのもみ合いに終始した。3440ポイント付近が下値支持ラインとして意識された一方、14日に鉱工業生産や固定資産投資など主要経済指標の発表を控え、上値では高値警戒感が重しとなり伸び悩んだ。結局、終値ベースで2015年12月末以来、約1年11カ月ぶりの高値を更新して引けた。
A株市場では大型商業銀行の中国工商銀行(
601398)、中国銀行(
601988)など銀行株が軒並み高となり、相場の上げをけん引した。宝山鋼鉄(
600019)、安徽コンチセメント(
600585)、中国神華能源(
601088)など主力株も買われ指数を押し上げた。このほか、音声技術のソフトウエア大手の科大訊飛(
002230)やスマホ用タッチスクリーンメーカー最大手の深セン欧菲光科技(
002456)などハイテク株も買いを集めた。一方、長城汽車(
601633)など自動車株の一角や、中国交通建設(
601800)、中国中鉄(
601390)などインフラ建設株がさえない。保険株は高安まちまち。中国平安保険(
601318)が上げ、中国人寿保険(
601628)が下げた。
上海B株指数は0.35%高の354.09ポイント、深センB株指数は0.07%高の1242.93ポイントとともに6営業日続伸した。