2017-09-18 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:3日ぶり反発、買い戻し優勢 景気減速懸念くすぶり上値重い
週明け18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発した。前場終値は前営業日比0.25%高の3361.95ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3000億2800万元。
上海総合指数は小安く寄り付いた直後に上げに転じた。前週末終値は8月25日以来3週間ぶりの安値を付けただけに、買い戻しがやや優勢となった。資金流入期待が根強いほか、新エネルギー車や国産半導体など政策の恩恵が期待できる銘柄が買われている。ただ、上値を買い上がる動きは限定的。前週末にかけて発表された8月の鉱工業生産や小売売上高、マネーサプライM2が市場予想に届かなかったことで、景気減速懸念がくすぶっている。セクター別では証券が全面高。非鉄金属や酒造、自動車も買われている。半面、鉄鋼や保険、貴金属が売られている。
上海B株指数は0.18%高の355.83ポイントと3営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.08%高の1183.19ポイントと小幅に続伸した。