2017-08-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続伸スタート、米株高を好感 テンセントが高い
17日の香港市場でハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、続伸スタート。前日のNY株式市場はダウ平均が5営業日ぶりに22000米ドル台を回復。同日に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で物価の伸び悩みが懸念されていることが明らかになり、利上げの先送り観測が買い安心感を誘った。決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色も引き続き相場を支えている。指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.46%高の27534.52ポイントで推移している。
個別では、IT大手のテンセントが高い。前日大引け後に発表した2017年6月中間決算で、売上高と純利益がともに市場コンセンサス予想を上回った。本土金融株の中国平安保険(
02318)や中国建設銀行(
00939)も堅調。香港航空大手のキャセイ・パシフィック(
00293)も買われている。半面、国際金融株のHSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)が軟調。港湾運営の招商局港口(
00144)や香港不動産デベロッパーの長江実業地産(
01113)が売られている。