16日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.66%高の27354.24ポイントだった。H株指数は0.72%高の10814.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で460億4800万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、前引けにかけて上げ幅を広げた。前日に続き、中国本土系の金融株が業績期待から買いを集め、相場をけん引した。中国人民銀行(中央銀行)が15日発表した金融統計によると、7月の人民元建て各種貸付残高は7月の人民元建て貸付残高増加額は8255億元となり、市場予想の8000億元を上回った。前日下げた大型株の反発も目立った。中国本土投資家による香港株売買は、上海市場を通じた取引が4営業日連続で売り越しているが、深セン市場を通じた取引は買い越しに転じている。
個別では、中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)がそろって続伸。前日安かったテンセント(
00700)、HSBC(
00005)、チャイナ・モバイル(
00941)は買い戻された。乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)が5.61%と急伸。半面、米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が反落した。香港系コングロマリットの長江和記実業(
00001)、ワーフ(
00004)もさえない。