2017-08-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き: 反落スタート、米株安と北朝鮮を巡る地政学リスクを嫌気
9日の香港市場でハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、反落して始まった。前日のNY株式市場はダウ平均が11営業日ぶりに反落。4-6月期決算発表が峠を越え材料が乏しいなか、トランプ大統領の北朝鮮へのけん制発言を受けて地政学リスクが高まり、投資家心理を冷やした。また、指数は終値ベースでほぼ2年2カ月ぶりの高値を連日で更新しており、高値警戒感から目先の利益をいったん確定する売りが出やすい状況。指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.13%安の27818.72ポイントで推移している。
個別では、国際金融株のAIAグループ(
01299)やHSBC(
00005)が軟調。本土金融株の中国銀行(
03988)や中国工商銀行(
01398)、中国平安保険(
02318)も売られている。前日の上昇相場をけん引したIT大手のテンセント(
00700)は反落。半面、前日下げた香港不動産株の新鴻基地産(
00016)や恒基兆業地産(
00012)が反発。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が続伸している。