2017-08-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、弱い貿易統計を嫌気
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.20%安の3273.05ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3160億7500万元だった。
上海総合指数は安寄り後に切り返す場面が見られたものの、貿易統計の弱い結果が嫌気され、再びマイナス圏に沈んだ。税関総署が日本時間11時過ぎに発表した2017年7月の貿易統計は輸出(人民元建て)が前年同月比11.2%増、輸入が14.7%増となり、それぞれ市場予想の14.8%増、22.6%増を下振れた。一方、河北省政府が「雄安新区」に投資する会社を設立したとの観測を受け関連株が買われ下値を支えた。セクター別では、前日の上昇をけん引した鉄鋼に利益確定売りが出たほか、証券、保険が総じて売られた。航空もさえない。一方、「雄安新区」関連、インフラ建設、自動車、銀行の一角が買われた。
上海B株指数は0.05%安の334.38ポイント、深センB株指数は0.10%安の1176.42イントとそろって下落した。