2017-07-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、マイナス圏で推移 石炭・非鉄金属が安い
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.33%安の3237.04ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3144億1800万元だった。
上海総合指数は総じて軟調に推移した。安寄り後、じりじりと下げ幅を拡大。一時は下値抵抗と意識される10日移動平均(26日大引け時点で3226.04ポイント)を割り込む場面もあった。ただ、20日移動平均(同3213.52ポイント)付近では下げ渋り、前引けにかけて下げ幅を縮めた。朝方に発表された6月の工業企業利益が19.1%増となり、5月から2.4ポイント加速したものの、相場への影響は限られた。
セクター別では、業績期待を背景にこのところ株価が堅調に推移してきた石炭、非鉄金属などが売られ、指数を押し下げた。関連銘柄による大幅増益見通しの発表がここ数日相次いたものの、材料織り込み済み感から利益確定売りが膨らんだもよう。銀行、保険、インフラ建設など主力株も総じて軟調。半面、港湾の一角が逆行高。航空も反発した。
上海B株指数は0.22%高の330.54ポイント、深センB株指数は0.17%安の1171.71ポイントだった。