週明け24日の香港市場でカジノ株が高い。クレディ・スイスが最新リポートで、マカオの7月カジノ収入伸び率が同社の予想の26−28%から上振れる可能性が強いとの見方を示し、材料視されたもよう。
同日付『信報』によると、クレディ・スイスは、過去数週間にマカオ当局が対話アプリ「微信」を通じた賭けを禁止し、中国本土のクレジットカード「銀聯カード」で現金が引き出せるATMが本人確認技術「KCY(Know Your Customer)」に対応するよう義務付けたことで影響が懸念されたが、カジノは一般向けもVIP向けも好調だと指摘。向こう数週間内に発表されるカジノ銘柄の4−6月期決算が予想を上回る見通しを示した。
クレディ・スイスは、銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)、ウィン・マカオ(
01128)の一般向けカジノ市場シェアが増加するとみている。引き続き、銀河娯楽とサンズ・チャイナ、米ナスダック上場のメルコ・クラウン・エンタテインメント(MPEL)を推奨した。
日本時間午後4時16分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■銀河娯楽(
00027):47.75HKドル(前営業日比3.47%高)
■サンズ・チャイナ(
01928):36.35HKドル(同0.97%高)
■ウィン・マカオ(
01128):17.32HKドル(同1.88%高)
■澳門博彩控股(
00880):7.98HKドル(同1.53%高)
■メルコ・インターナショナル(
00200):18.88HKドル(同1.61%高)