2017-07-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、利益確定売り優勢も下値は限定的
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.21%安の3238.15ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2550億2800万元だった。
上海総合指数はおおむね小安く推移して午前の取引を終えた。前日終値は4月14日以来およそ3カ月ぶりの高値だっただけに、利益確定売りが優勢となった。もっとも、米ドル安を背景に海外からの資金流入に対する期待が根強いこともあって、下値は限定的。前場中盤には指数が一時プラス圏に浮上する場面もあった。相互取引制度を通じた香港投資家による売買は、上海市場では前日に続いて資金流出となっているが、深セン市場との合算では流入が続いている。中国人民銀行の公開市場操作(オペ)による資金の出入りが5週ぶりに大幅な供給超過に転じたことも投資家心理を支えたもよう。セクター別では銀行や証券、鉄鋼、非鉄金属が下げる半面、小売り、高速道路、電子・ITが上げた。
上海B株指数は0.09%高の329.57ポイント、深センB株指数は0.08%高の1169.83ポイントと、ともに小幅ながら4日続伸した。