2017-07-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、利益確定売りが重しも底堅さを好感
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比0.17%高の3236.58ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2883億5800万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前場半ばまでは前日終値を挟んだ一進一退の小動き。前日が1%を超す上昇で約3カ月ぶりの高値で引けただけに、目先の利益をひとまず確定する売りが出やすい状況。一方、このところ香港市場との相互取引を通じて本土株式市場への資金流入が高い水準を維持していることから、外資がA株の持ち高を増やしているとの思惑が安心感につながったほか、中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作による資金供給を続けていることも好感された。相場の底堅さを確認すると、前場後半はプラス圏に浮上し、上げ幅を広げる場面もあった。
セクター別では、インフラ建設や不動産が堅調。4大国有銀行がそろって買われたほか、酒造も高い。半面、保険が安い。前日に高かった証券や鉄鋼、石炭の一角が反落した。
上海B株指数は0.11%高の329.30ポイント、深センB株指数は0.37%高の1168.64ポイントだった。