2017-07-17 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、利益確定売り先行 銀行・保険が全面高で相場下支え
週明け17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3営業日ぶりに反落した。前場終値は前営業日比0.11%安の3218.75ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3249億2900万元。
上海総合指数は小安く寄り付き、序盤に急落。前週末は4月14日以来、約3カ月ぶりの高値で終えていただけに、利益確定売りが先行した。雄安新区や国産ソフトウエア、水利建設、環境関連など産業政策の関連銘柄の下げが目立つ。一時は下落率が2.57%に達したが、14−15日に開かれた全国金融工作会議を手掛かりに銀行セクターと保険セクターが全面高となり、相場を前週末終値近くまで押し戻した。中国国家統計局が午前に発表した4−6月期国内総生産(GDP)や6月主要経済指標がいずれも市場予想より強い内容で、投資家心理が改善した面もあった。
上海B株指数は1.31%安の325.44ポイント、深センB株指数は0.99%安の1155.10ポイントとともに3営業日ぶりに反落した。