14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.13%高の3222.42ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3854億8500万元。
上海総合指数は反落して始まると、総じてマイナス圏でのもみ合いが続いた。週明け17日に4−6月期GDPなど中国の主要経済指標を控え、内容を見極めたいとする様子見気分が重しになった。金融当局が公開市場操作を通じて4週連続で資金吸収を実施したと伝わったことも市場心理を冷やした。ただ、指数は金融株主導で終盤に切り返すと、終値ベースで4月14日以来、3カ月ぶりの高値で引けた。
A株市場では、中国人寿保険(
601628)、中国平安保険(
601318)や、中国銀行(
601988)、中国農業銀行(
601288)など主力金融株が買われ、相場の上昇をけん引。中国鉄建(
601186)、中国交通建設(
601800)などインフラ建設株、中国国際航空(
601111)、中国東方航空(
600115)など航空株も高い。一方、前日買われた宝山鋼鉄(
600019)など鉄鋼株に利益確定売りが出て相場の足かせになった。深セン成分指数は前日比0.37%安の10427.79ポイントと反落した。広発証券(
000776)など証券株が売られた半面、自動車メーカーのBYD(
002594)などが買われた。
上海B株指数は0.04%高の329.76ポイント、深センB株指数は0.09%高の1166.65ポイントとともに続伸した。