2017-06-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、MSCIの中型株追加採用示唆が手掛かり材料
週明け26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.64%高の3178.15ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2400億2900万元。
上海総合指数は安寄り後すぐにプラス圏に切り返すと、上げ幅を広げる展開になった。前週に新興国市場指数へのA株222銘柄の採用を決定した米MSCIが、中型株195銘柄の追加採用の可能性を示唆したことが手掛かり材料になっているもよう。ただ、3180ポイント付近では上値の重さが意識され、前引けにかけてやや上げ幅を縮めた。セクター別では、証券が買われ相場の上げを主導。不動産や自動車、航空なども堅調に推移している。一方、足元で軟調に推移する原油相場を嫌気して石油が売られたほか、保険の一角が下げ、相場の足かせになっている。
上海B株指数は0.58%高の324.93ポイント、深センB株指数は0.78%高の1140.95ポイントとそろって上昇した。