2017-06-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、約2カ月ぶり高値 MSCI入りで先高観
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.76%高の3180.10ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2440億2700万元。
上海総合指数は安く寄り付いたが、ほどなくしてプラス圏に切り返し、その後は上げ幅を広げた。A株のMSCI新興国株価指数への採用決定を受けて相場の先高観が強まり、買いを誘った。『証券時報』のまとめによると、21日に香港から相互取引制度を通じた本土A株の買い越し額が前日の4倍に膨らんだ。本土市場への資金流入期待が投資家心理を改善した。前場終値は3180ポイントに乗せ、取引時間中としては4月21日以来、約2カ月ぶりの高値水準となっている。
セクター別では、銀行、保険株が買われ、相場の上昇を主導。証券も朝安後に買い戻された。原油安を受けてこのところ総じて軟調な値動きが続いた石油が反発。半面、前日に買われた「雄安新区」関連の一角が反落した。
上海B株指数は0.33%高の325.14ポイント、深センB株指数は0.45%高の1129.19ポイントとともに上昇した。